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小さなクリの木の下で。

第2章 少女の計画。

「あら、ここは
 どこかしら。」

気がつくと
見たことのないところへ来てしまった。

レミサは知らない。


ここが奴隷の土地であることを。


まだ日は傾いてはいない。

今からなら帰れるわ。


レミサは
そう判断すると
遠くに見える
大きな建物に向かって歩き出した。


レミサは
大きな建物は
すべてお城だと勘違いしていた。

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