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小さなクリの木の下で。

第3章 大きな建物。

「失礼いたしました。
 レミサ様。
 今はどちらにお向かいで?」

「わかるならよろしいのだわ。
 今は道に迷ってしまって。
 お城に帰りたいわ。」

「しかしレミサ様。
 お腹の方がおすきでは
 ないでしょうか?」

「確かにお腹が空いてるわ。」


朝から何も食べていない。


「では、
 我々の〈お城〉に
 どうぞいらしてください。
 お疲れでしょうから
 私の背中へどうぞ。」

「まぁ、
 ありがとう。」

そうして
疲れたレミサは
眠ってしまった。

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