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許嫁から始まる恋

第5章 EPISODE #5



 「さて、飯作るかな。
 先生、何が食べたい?」


冬馬はエプロンを身に付け晩御飯の
準備に取りかかる。


 「冬馬、家事は俺がするから。」

 「ほんとに?じゃあ、お願い」


俺はワイシャツの袖を捲り上げ、野菜を
包丁で切っていく。

実はこう見えて、栄養士と調理師の
資格を持っている。
だから料理は得意分野。


 「はい。どうぞ」

 「うわ。うまそ」


スパゲティを入れたお皿を冬馬の前に
差し出す。

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