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あんな笑顔､見せられたらやばいよ｡

私の心臓はﾄﾞｷﾄﾞｷいってる｡

認めたくない｡
でも､認めたい｡

笑顔なんか見せないで｡
笑顔を見せてほしい｡

―鮫島 遙の事嫌い？


　｢―…好き？｣


私の頭と心の中で自問自答が始まる｡
最早､頭の中ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬで
心の中､ﾓﾔﾓﾔだらけ｡

わかんない｡
好きでもない｡嫌いでもない｡
でも､あの笑顔､声､仕草､全部を
他の人に見せないで｡

やっぱり､好きなの？

私は､悩みながら教室へと向かう｡
教室につくなり､自分の席に座る｡
すると教室の扉が開き､遥と未来先生
が入ってくる｡

いつもの瞳だ｡
家にいる優しい瞳じゃない｡