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お隣さん!!

第2章 罰ゲーム

あと唇まで数センチというところで私はつぶやいた。

「あ...きら」

「ん?」
瑛は顔を離してもう一度言うように私に促した。

「瑛」
私は涙目になりながら言った。

少しの間があってから瑛は大きなため息をつき言った。

「その目反則」

そして私の頭にぽんっと手をおき優しく笑った。

きゅーん///

うそ?なにこれ?瑛が優しい?!
私がぽーっとしていると

「なにニヤニヤしてんの?その顔ひでぇーぞ?」

と言って走り始めた。

前言撤回。ぜんぜんきゅーんなんてしてないから。

でも...
「ちょっと待ってよ!」
私は瑛を追いかけた。

なんだか悪いヤツではない気がしてきた。

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