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暗い少女は明るい少女?

第20章 クリスの話

柊一はベッドから起き上がっていた。

「柊一、大丈夫?」

灰音が心配そうに覗き込む。

「大丈夫だよ。僕を誰だと思ってるんだよ。」

「ンなこと分かってるよ。」

純が答える。
すみれは安心したせいか何を言えばいいのか分からなかった。

「…みれ、すみれ!」

柊一の声でハッとした。

「すみれ!何ボーってしてるんだ?」

「あっ、いやなんでもない。」



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