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暗い少女は明るい少女?

第6章 柊一の災難

「ごめん。寝てた?」

「いや、最低な夢見て飛び起きたとこだったから。」

「何それ?最低な夢って?」

「地球が滅亡しそうで、灰音が消えそうになる夢。」

「ヒドイ夢ね。」

「まったくだよ。」

そう言って僕は苦笑した。 

「で、用件は?」

僕は聞いた。

「同じようなこと。」 

灰音が答えた。

「なんか嫌な夢でも見たか」

「そんなとこ…。まぁ、明日詳しく話すわ。もう、夜遅いし。ごめんね。じゃあ、明日ね。」

「うん。またね。」

携帯を切って僕は寝っころがっていつの間にか眠ってしまった。今度は夢を見ないでグッスリ眠ることが出来た。

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