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「それにしても今回の事件は大変だったよな。相沢さんはヤバいことになるし。」

純が僕に言う。

「ああ、あれね。」

「灰音が言ってたことは当たってたのか？暴行罪って。」

僕はアイスティーをすすって答えた。

「多分ね。嫌がらせは暴行罪になるから。」

「え？」

「傷害罪とよく似てるんだ。こういう事例がある。
ＸはＡとＢに夜中に何十回も無言電話を掛けた。ＡはストレスでうつになったがＢは何もならなかった。
これはＡには傷害罪、Ｂには暴行罪なんだ。」