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暗い少女は明るい少女?

第33章 Enjoy! 学園祭!

「学園祭?」

僕が美奈から学園祭のことを聞いたのは新学期が始まって2週間後だった。

「うん。柊一は出る?」

「出るも何も学園祭って全員参加じゃないの?」

「別に高校じゃないし、学園祭の期間を利用して実家に帰る人もいるって。」

「え?それって学園祭って何日もするの?」

後ろから呆れた声が聞こえた。

「柊一、学園祭のことぐらいHPで調べようとしなかったの?」

灰音だった。

「別に興味ないから。」

しかし数日後、僕が学園祭に関心を抱くようなことになるなんて僕は全く想像していなかった。

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