テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第8章 美奈の格闘術?

「なるほど。これで純が強い訳も分かった。」 

「でも、柊一はやる必要なさそうね。」

「は?なんで?」

「あれほどの迫力あれば十分でしょう?」

「そうか?」

「さっきだって気を抜かなかったら迫力で追い返すことも出来たと思うよ。」 

「うん。そうだな。」

僕は素直に頷いた。
その時

「美奈、柊一、何やってんだ?」

純が顔を覗かした。

「純こそ何してるの?」

「いや、柊一に灰音に気を付けるように言ってほしいと思って。」 

「今、それでクラスの女子とやり合ったところなんだけど…。」

「へ?」

美奈がクスッと笑って

「柊一は純より鋭いからね。」言って笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ