テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第36章 文化の秋!文化祭!

灰音と純が戻ってきた。
僕は灰音に体重計を差し出した。

「はい。コレ、当たったから…。っ!」

え?
僕は驚いた。
灰音がいきなり僕に飛びついたからだ。
危うく後ろに倒れそうになりながらなんとか踏みとどまり灰音に問いかける。

「灰音、どうしたんだ?灰音?」

灰音は答えない代わりにしゃくり上げている。
泣いてる?
僕は何があったかチンプンカンプンだった。

「純、」

僕は純の方を振り返ったつもりだった。
しかし、居なかった。
如月はもう帰ったと僕に教えてくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ