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暗い少女は明るい少女?

第37章 灰音と純と如月

文化祭の翌授業日、灰音は来なかった。
風邪でも引いただろうか。
取りあえず法律の授業は予備のプリントを取っておくことにした。

「一体、ホントにどうしたんだろう?」

僕は美奈に聞いてみることにした。
学食の上で待ち合わせをし、美奈は時間通りにやって来た。

「美奈、」

「灰音のことでしょう?」

僕は心底驚いた。

「何で分かったの?」

「顔に書いてるもの。」

「…」

僕は下を向いた。

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