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暗い少女は明るい少女?

第38章 何が正解?

純がキョトンとした。

「灰音と仲直りしてくれ。友達としてでもいいから。」

「なんで?」

「このままギクシャクしとくわけにもいかねえだろ。僕だって嫌だし。」

これが僕の答えだ。
リセット。
元の関係に戻す。
これが最善に思えた。
僕は通常通り授業を受け、教室を出た時、またもや呼び止められた。

「柊一!」

今度は美奈だった。

「美奈?どうした?」

「どうしたもないでしょう!純から聞いたわ。何考えてるの!」

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