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暗い少女は明るい少女?

第46章 北条柊一という人物

薄い茶髪、茶色の目。
純くんだった。

「俺の友達にちょっかい出されちゃ困るんだよね…分かった?」

言い方は穏やかだが目にはキツい光が宿っていた。
怖いっ!
相手は倒れた二人を抱えるようにして逃げ出した。

「怖いよなー。純って。」

如月くんが言うと純くんはサラリと言った。

「俺、こういう奴だから。」

純くんは柊一くんの隣にしゃがみこむと聞いた。

「柊一、大丈夫か?」

柊一くんは少し鼻血が出ていた。

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