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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

驚きの連続だった。

「警察官ならなんで早く言ってくれないんです?」

襟沢刑事は笑って答えた。

「どこから見られてるか分からないからね。君たちが本気なら僕が刑事ってこと思いもよらないだろうって。」

「エリオットっていう名どこかで聞いたんだけど?何かの偽名だったけ?」 

純が首を傾げた。

「菊川純くん、君はよく勉強しているようだね。確かにある文学作品の主人公が偽名に使った名だよ。」

「『ジェイン・エア』か」

純は思い出したらしい。

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