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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

ケーキセットを食べ終わって僕たちは一緒にデパートの外に出た。
曲がり角に差し掛かった時、

ドンッ!

夏月が曲がり角から飛び出した女性とぶつかった。
 
「あ、ゴメンなさい。」

「あ、いえ、大丈夫?」

夏月のそばに屈み込んだ女性は若草色のセーターに桜色のスカートという服装。
染めて無い天然の焦げ茶色の髪に整った顔立ち。
僕も紅も桐原もよく知っている女の子だ。

「相沢さん?」

相沢瞳さんだった。

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