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暗い少女は明るい少女?

第14章 すみれの話

「パク?」

「韓国人なんです。」

「韓国はパクって名前が多いですよね?」

クリスが言う。

「はい。金(キム)が1番多いそうですけど。」

「そうなんですか。」

すみれが言う。

「ユニさん、一緒に見ませんか?」

「いいんですか?」

「いいよ。どうせクリスとわたしだけで退屈だったんだもの。」

クリスの知的な顔は少しふてくされた顔になった。彼は知的でクールだが表情豊かな青年であった。すみれとユニはすぐに仲良くなった。

「ユニさんは留学生?」

「ええ。日本文化に興味があって。」

「どこの学校?」

「ガッコ?ハッキョのこと?」

「韓国語ではそういうのかは知らないけどスクールのこと。」

と言うように日本語、韓国語、英語が入り混じる会話をしていたのだった。

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