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暗い少女は明るい少女?

第53章 僕の弟

「What are you doing ? ( そこで何をしている?)」

聞き覚えがある英語と共に僕は後ろから腕を捻り上げられた。

「つっ!」

僕は痛みに顔をしかめながら顔を背後に向け、腕を捻り上げている人物を確認した。
予想通り、百合の執事でクリスさんの弟の…

「ティリンスさん…」

「またお前か?北条柊一。」

僕は睨みながら言う。

「“また”じゃねぇよ!離せよ!」

僕はそう言ってティリンスさんの腕を払いのけようとしたがびくともしない。

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