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暗い少女は明るい少女?

第55章 純の話

ふと純が柊一の方へ目線を戻すと柊一もある女子生徒を見つめていた。

「水沢灰音さん?」
 
「え?」 

「水沢さんだろ?君の幼馴染み。」

柊一はコクンと頷く。

「水沢さんは…灰音はね、僕がここに引っ越してきて、始めて出来た友達だったんだ。」

「良い子だよな。なんで虐められるのか?」

「同感。」

柊一はため息を吐いて上を見上げる。
純は灰音を見る。
色白なためか黒髪が目立つ。

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