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暗い少女は明るい少女?

第56章 今しか出来ないこと

大学生、青春、恋愛…
恋愛?

僕はキャンパスの中でイチャつくカップルを見て、そんな3つの言葉が咄嗟に思い浮かんだのだが、その内の1つの言葉に引っかかる。

「恋愛かぁ。」

そういや、純と如月は灰音のことが好きだったな。
それから、灰音は純のことが好きで…。
そういや僕に至っては高校の時すみれに告られたかな?
そういや、結局答えず仕舞いだったな。

よく見る光景なのに、たったそれだけの光景でここまで思い出がフラッシュバックする僕はおかしいだろうか。
今日に限って目についた。

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