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それでも、私は生きてきた

第55章 シ・ニ・タ・イ

携帯を開き、
開いたのはSNSだった。

唯一、
心の奥底をヒッソリと書きなぐり続けてきた場所。


SNSの中には、
高校時代の友人が数人。
親友の梨花も居る。



あとから…削除すればいい。
こんな真夜中に、誰も起きていないはず…


死にたい

ここに居たい



何を綴ったか、何件綴ったか、

もうわからない。


ただただ
短い言葉の配列を
手当たり次第、打ち込み続けて居た。

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