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それでも、私は生きてきた

第64章 終わらない病気

逃げるように身を隠し、月日が流れていった。

恋人と呼べる存在も居る中、
私は依存症が再発していた。

世の中では、
お酒を買うことも、飲むことも、
許されている。

世の中に溶けて混ざり合うかのように、
自分自身の「依存症」を否定しながら当たり前のように機会があれば
酒を口に運んだ。

時には、リストカットも繰り返す。
オーバードーズも…
ガスパンもやった。


操り人形の糸が切れて、
突然
自由を手に入れ
何もかもが真新しく自由に探索するような感覚だった。


アレもコレも…

自分自身の「依存症」の全てを、
試すかのように繰り返した。


彼が居ない間に、
リストカットをし血だらけのままODをし暗闇に眠る。


そんな日々を1年以上も彼に付き合わせた。






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