遠い幼なじみ
第5章 知ってしまった真実
私は一瞬、心臓がドキンと高鳴った。
胸がギューッと締め付けられて、ドキドキと動悸が収まらない。
だって………
だって、
圭「ククッ…、ダッせぇ………ハハッ」
圭ちゃんが、笑っていたから。
なんか人が痛い思いしてるのに、ダサいとか失礼な事言ってるのは置いといて。
目尻まで下げて、表情を和らげて笑っている。
小さい時、笑うとト●ロみたいにカッと開く口は今も顕在していた。
ずっと見たかった圭ちゃんの笑顔が、願った昨日の今日で見れるなんて。
圭「………なんだよ」
暫くジッと圭ちゃんを見ていると、流石に笑いも覚めたようでいつものクールな顔に戻った。
あぁもお、その顔が見たいんじゃないのに~