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遠い幼なじみ

第5章 知ってしまった真実

*圭介 side*



悪い事、言ったかな…




まあ、そりゃそうだよな。
好きだって分かってるのに、あんな事本人の前で言っちまうなんて……







我ながら、最低だと痛感する。






腰掛けていた上半身を、ベッドに下ろした。




目をつぶり、さっきの情景を思いだす。








………あいつ、泣きそうな顔してた。






呼び止めようと思ったけど、あの顔を見て声がまるで出なかった。








美桜母「美桜ちゃーーーん!!!ご飯よぉ!!」


「うおっ」






ビビって、つい身体を起こしてしまった。



相変わらずよく通る声だな……








俺と青島の部屋は、転校する前も今もバルコニー?ベランダ?を挟んで隣同士。





こっちに戻って来る時、また隣になるのは気が引けたが、京介なら青島に何か色々やりかねないと考えて、再びこの部屋になった。





青島の部屋の窓が空いているらしく、「はーい!」という大きな声が聞こえた後、電気が消えた。



窓開けっ放しなままらしく、カーテンがなびいている。






ったく、窓くらい閉めろっての………









…………

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