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遠い幼なじみ

第8章 適わぬ人

京「んー……








よし、」





京ちゃんが更に私に近づいてきた











と思うと、私の体が宙に浮いた。

目の前には、イケメン京ちゃんの顔。







…つまり、分かる?


京ちゃんに、女の子の憧れ……
お姫様だっこをされちゃってるわけよ。







でも、夜とはいえ人が通らないわけではないし、かなり恥ずかしい。ちょっとあなた見ないで。










「ちょいちょい京ちゃん!おろ、下ろして!!」



京「うーん、そうだねー」

お前さん絶対下ろす気ないだろ。






「足が痛いから!」と叫ぶと、流石に京ちゃんも懲りたようで下ろしてくれた。
そしてアスファルトの地面にしゃがみこんだ。








京「どーぞお姫様」


「どーもお馬さん」



京「あれ、王子のつもりだったんだけどw」

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