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遠い幼なじみ

第8章 適わぬ人

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サンダルの、ゴムが地面に擦る音と同時に京ちゃんの背中が落ちる。







「京ちゃんの背中なんかいーわ。落ち着く」



京「そう?俺もみっちゃんの胸が当たって気持ち

………くないです、首しめないでぇぇぇ」






………エロガキが。


私のが年下だけどさ。














京「ねー、さっきどーしたの??いって!!!」







何気に太ももを撫で回してくる手の指を逆反りさせながら、適当に返事をする。






「んーー?


………んーー…、失恋した」












一息置いて、京ちゃんが盛大に吹き出した。









「ちょっと!!笑い事じゃないし!!!」







「ウハハ、だってさー!!クックク………









誰に誰に!!?」







恋バナのノリで聞いてくる。




また首締めてやろうか。

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