えっちなたいいくのじかん
第8章 「ぎょうかんやすみ」
30年後の世界から俺がやってきたぜ。どうやら30年後にはタイムマシンも完成するらしいな。
「おう、30年前の俺、久しぶりだな。久しぶりって挨拶は変か。なんて挨拶したらいいものか迷うな。ははは、この頃の俺は何も恐れること無くえっちな悪戯に若き力全てを注ぎ込んでいたよな。なんとも懐かしい想い出、俺の人生の誇らしい糧さね。ところでまあ一つ人生のヒントを言っておくとだね、30年前の俺よ、お前はお前の同級生と結婚し子供をもうけることになるぞ。だからまあせいぜい沢山えっちなことをして今から女の子たちのうち、俺のそのえっちな本性を受け入れてくれる度量の広い子を探し出して大事にするんだ。いいね。あと、もう一つ、ヒントというよりは覚えておいて欲しいことを言っておこう。……お前が思っているほどこの世界は安定していて、持続するものではない。日本にいるとなまじ見えなくなってしまう真実が、世界にはいくらでも転がっている。お前よ、志をもって世界に雄飛する覚悟を養っておくんだ。お前は遠からぬ将来日本からの脱出を余儀なくされることだろう。そしてお前のえっちな英雄譚は世界規模の物語となり、全人類婦女子の恐怖の、あるいは尊崇の的となって輝かしい名誉をお前自身に与えることとなるだろうな」
「おう、30年前の俺、久しぶりだな。久しぶりって挨拶は変か。なんて挨拶したらいいものか迷うな。ははは、この頃の俺は何も恐れること無くえっちな悪戯に若き力全てを注ぎ込んでいたよな。なんとも懐かしい想い出、俺の人生の誇らしい糧さね。ところでまあ一つ人生のヒントを言っておくとだね、30年前の俺よ、お前はお前の同級生と結婚し子供をもうけることになるぞ。だからまあせいぜい沢山えっちなことをして今から女の子たちのうち、俺のそのえっちな本性を受け入れてくれる度量の広い子を探し出して大事にするんだ。いいね。あと、もう一つ、ヒントというよりは覚えておいて欲しいことを言っておこう。……お前が思っているほどこの世界は安定していて、持続するものではない。日本にいるとなまじ見えなくなってしまう真実が、世界にはいくらでも転がっている。お前よ、志をもって世界に雄飛する覚悟を養っておくんだ。お前は遠からぬ将来日本からの脱出を余儀なくされることだろう。そしてお前のえっちな英雄譚は世界規模の物語となり、全人類婦女子の恐怖の、あるいは尊崇の的となって輝かしい名誉をお前自身に与えることとなるだろうな」