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第13章 午後7時






「マスター……
何、言ってんの……?」





「だから
おめでとうございます!奥様。」



マスターはいつもの笑顔に戻り、シャンパングラスを上に上げたと同時に



『おめでとうございます!奥様!
乾杯っ!!』




会場中の人々が私を注目しては、皆、満面の笑みでシャンパングラスを上げた。





私はなんだか、
この状況があまりにも不自然で恐ろしくなり、急いで会場を後にした。


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