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第3章 一年前




久しぶりに出た庭はとても広くまるで森のように木々がザワザワと音を立ては奥に行くと白樺の並木通りになっている。


葉が落ちては、真っ白な枝が裸になっているので悲壮感を感じさせた。



「百合子様、風邪ひきますので、もうそろそろお家へ戻りませんか?」



「ごめんなさい、もう少しいいかしら。」



表の門に何か付いているのが気になる。


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