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Dear..

第2章 26歳の母親

「ハルト君、アユミのこと可愛がってあげてね?」


ルミさんは
この、ふんわりした声と笑顔で父さんを落としたんだ…ってそう思った。

本当の母さんの事は覚えていないけどあの写真と何処か似ている所がある。


「父さんの事宜しくお願いします」


何話したら良いか解んなくてそんな様な事を言った記憶がある。


「アユミが悪いことしたら遠慮しないで怒ってあげてね」


今思えば、この時から始まったのかもしれないんだ。

小学生とはいえ女の子。
妹って言っても血の繋がりがない。

父さんも、ルミさんも想像しなかったんだろう…

俺を信用していたから?それとも、単純に無関心だっただけ?


「お兄ちゃんのベッドふかふかだね」


「そうか?気に入って貰えてよかったよ」


「お兄ちゃんベッドで寝ないの?」


「いいよ…お前が使ってろ」


狭い家だから仕方ないのか?
父さん達は良いとしても、兄と妹が同じ部屋って…何だか複雑だな。

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