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本当の恋

第7章 お互いの…



一緒に帰りたい。
なんて言えるわけがない。



「一人かぁ…。」
ポツリと
そんなことをつぶやいていた…

「………」

隅岡君は黙り込んで何かを考えていた。


「未来の家からの最寄駅… T駅?」

不意にそんなことを言われてびっくりした。


「そうだよ」

「………。」

「………。」

「………。」

「ップ(笑」

私はこの沈黙に何故か笑えてしまった。

隅岡君は一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になった。

ッドキ。

顔がどんどん赤くなっていく。
あの時の…

あの時の笑顔だ。

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