テキストサイズ

愛のため。

第123章 勝手に動いていくもの。

あせらなくても
人生は、
勝手に動いていくもの。

永井一郎



朝まで何度も起きてしまうほど、私は悲しいんだ。

お昼に大好きだよ、愛してるよ、
と言ってくれた人が
その夜には出会いのパーティーでうまくいったと嬉しそうな電話の声。

仕方のないことなんだけど。
出会いを勧めたのは私だし。
これでいいんだけど。

本心、辛い。
いつでも泣けるくらいに、辛い。

お昼両想いだった人と
夜には失恋。

こういうことは今まで何度でもあって、
何回もその様子を聞いてきたけど、
もうやっぱり聞きたくないから、
連絡を絶つことにした。

これでいいんだよ。
もう知らない。


どうであれ、
人生は勝手に動いていっている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ