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愛のため。

第144章 遠い。

相変わらずだ。

相変わらずデリカシーない。

彼に対して気づかって

大丈夫?返事はいらないよ。
ちゃんと眠れていますように。
おやすみ。

しばらく後、

「ごめんなさい寝させて」

…いや、別に起こそうとしたわけじゃないし。

だから返事いらないって。


?でも、こうして文におこすと

大したことではないように思えてきたけど。

なんていうかでも、

「ごめんなさい寝させて」

その言葉を受け取った私は

彼との間に何かとてつもない

距離を感じてしまった。

色んな思いを。

「どうせ俺のこと選べないんだから」

どんなに心配したところで

結局の所、

彼を選ぶことができない後ろめたさが、

私の苛立ちに繋がっているのかもしれない。

ごめん。

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