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しずく

第2章 私の日常

客の何割かは、常連だ。

毎日見かける顔も、結構ある。

「飽きないのかな?」

内心そう思いながらも、毎日足を運んでくれる、超常連の客にも、普通の客と同じように接する。

「いつもありがとうございます」

そんな言葉は必要ない。

何百人に、お水をついで、注文をとって、丼を運んで、お金を受け取って…

機械のように、それを繰り返す。

とても楽だ。

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