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夏の秘密

第15章 初体験



夏「…」


泣き疲れたのか
いつの間にか眠ってしまっていた夏
そのまましばらく眠っていたが携帯の着
信音で
起こされてしまった


夏「んんっ…電話?」


寝ぼけたまま
音を頼りに携帯を取り出し
相手も見ずに、その電話に出てしまった
その結果…


夏「んんっ…もしもし…」

勇助『あっごめん、寝てた?」

夏「勇助、さん!?」

勇助『ごめんね…あれなら後でかけ直す
けど』

夏「ううん、どうしたの?」

勇助『俺…やっぱりサッカー続ける事に
したんだ、それを伝えたくて…』

夏「本当に?」

勇助『うん、迷ったけど俺にはサッカー
しかないから…』

夏「そっか、良かった…良かっ…」

勇助『夏美さん?』

夏「…」

勇助『夏美さん、泣いてるの?』

夏「!?」


理由はわからなかった
勇助がサッカーを続けてくれる事になり
嬉しいのか
勇助の優しい声、言葉にホッとしたのか
夏はあんなに泣いたのにまた
泣いてしまった


勇助『…何かあったんですか?』

夏「何も…ただ嬉しくて…泣いちゃいま
した」

勇助『…』

夏「…」


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