
夏の秘密
第16章 悲劇
康弘「ごちそうさま」
中川「ありがとうございました」
夏「…」
康弘「何かわかったら連絡するから」
夏「…お願いします」
康弘「…」
このところ
晴に繋がる有力な情報はなく
気持ちの面でもふさぎ込んでいた夏
でもようやく
ようやく晴に会う事が出来る
喜ぶのはまだ早かったが少しずつ光が見
え始めていた
でも…
康弘「…バカな女」
男性①「康弘、お待たせ~」
康弘「遅せえよ」
男性①「悪い悪い、ってか一人で笑って
なんか気持ち悪いぞ…」
康弘「新しいのが見つかったんだよ」
男性①「新しい女か!?うらやましいな
飽きたら俺にもやらしてくれよ、この前
みたいにさ」
康弘「わかってるよ、その代わりあれの
準備しとけよ」
男性①「了解!!」
康弘「クスッ…お楽しみはこれからだよ
夏ちゃん…」
不適な笑み
康弘のその微笑みも
恐ろしい、ある計画も夏はまだ知らなか
った
