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夏の秘密

第18章 二人だけの秘密



晴「はぁっ…」


翌日
どんな顔で夏に会えばいいか
晴は迷ってしまい、なかなか部屋を出る
事が
出来なかった


晴「…」

夏「お兄ちゃん?」

晴「夏!?」

夏「何してるの?早くしないと遅刻する
よ」

晴「あっ…あぁ…」


昨日の出来事が嘘のように
いつも通り、いつもの夏に戻っていた
自分勝手だったが
そんな夏の態度に少し寂しさを感じてい
た晴
でも今度は自分の番だと
自分が夏への想いを吹っ切る番だと思っ
てしまった
でも…





数週間後…


晴「雨、すごいな」

夏「夕方から夜にかけてがピークだって
お父さん大丈夫かな…」


台風が日本列島を直撃
雨風共に夕方から夜にかけてがピークで
電車やバスなどの交通機関などは
ほぼ全て
運転見合わせ


夏「…!?」

晴「電話、父さんからだ、もしもし」

夏「…」

晴「こっちは大丈夫だから、わかってる
父さんも気をつけて」

夏「何だって?」

晴「今日は会社に泊まるって、戸締まり
だけ気をつけろってさ」

夏「…そうなんだ」


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