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夏の秘密

第20章 3P



総一郎「矢野」

勇助「…はい」

総一郎「夏の晴への想い、晴との関係、
その全てを受け入れる覚悟はあるか」

勇助「えっ…」

総一郎「今すぐに答えを出せとは言わな
い、でももし受け入れる覚悟がないなら
全て忘れろ、今日聞いた事も、あった事
も…」

夏「…」

総一郎「夏への想いも…全部…」

勇助「でもっ…でもそれは」

総一郎「それが夏の為でありお前の為だ
わかったな」

勇助「…」

夏「…」


返事はしなかったが
最終的に勇助は納得した表情だった
いつの間にか寮の門限の時間に迫ってい
た為
帰る事にしたのだが…


夏「ごめんね、朝には戻るから…」

勇助「…わかった、おやすみ」

夏「おやすみ」


その日
夏は総一郎の家に泊まった
セックスのし過ぎで腰が痛いせいもあっ
たが
本当は学校までの帰り道
勇助と二人っきりになるのが辛かったか
らだ


夏「…」

総一郎「矢野の事、気になる?」

夏「…ちょっとだけ」

総一郎「大丈夫だよ、あいつならどっち
を選んでも秘密は守るはず」

夏「…うん」


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