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夏の秘密

第20章 3P



勇助「夏…」

夏「キスもしたしセックスもした」

勇助「っ!?」

総一郎「…」


勇助が言いたい事はわかった
夏と晴は血の繋がった兄妹、家族
どんなにお互いの事を想い合っていても
実らぬ恋、叶わぬ想い
近親相姦
おかしい
気持ち悪い
不潔

そんな事
当の本人が一番よくわかっていた
それでも止められない、諦めらきれなか
った


勇助「あ…っと…」

夏「軽蔑した?」

勇助「…それは…えっと…」

夏「いいよ、平気だから」

勇助「…」


勇助が悪いワケではない
もちろん、夏が悪いワケでもない
兄妹の間での恋
肉体関係
それを受け入れられなくて当たり前だし
無理に受け入れる必要もない
でも彼は…


総一郎「…」

夏「先生?」

総一郎「…」

夏「…」


震えていた夏
そんな夏を安心させるように
総一郎は夏の肩を抱き、もう片方の手で
震える夏の手をギュッと
握ってくれた


夏「…(小声)ありがとう」

総一郎「…」


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