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勇助「…」

夏「あっ勇助、おはっ…」

勇助「…おはよ」

夏「…」


仕方なかったが
あれ以来、勇助とはギクシャクしたまま
の関係が続いていた
自分勝手だったが勇助がどんな決断をし
ても
今まで通り仲の良い友達でいたかった
でもそれはやはり
無理なようだ


夏「…」

風太「夏、着替えないのか？」

夏「えっ？あぁ…次体育だったね」

風太「今日からプールの授業だからって
みんな張り切ってるよ」

夏「あはは…そうだね…」


次は体育
今日からプールの授業が始まる
クラスメイト達は一斉に制服を脱ぎ始め
パンツも全て脱ぎ捨て
全裸になった


夏「あっ！？もうやだっ…」


男の裸なんて慣れたものだったが
こうも大人数の裸を一斉に見せられると
目のやり場に困ってしまい
恥ずかしくなった


夏「何でみんなそう…！？」

風太「…」

夏「風太？」

風太「…」


みんなに怪しまれないよう
あくまで自然に立ち上がり夏の壁になっ
てくれた風太
さりげない風太の優しさにドキドキした
夏だった


夏「…ありがとう」