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夏の秘密

第21章 看病



体育教師「今日はプールの授業一回目だ
から自由時間にします」

男性達「やった!!」

体育教師「ちゃんと準備運動するように
あと喧嘩するなよ」

男性達「は~い」

夏「みんな元気だな…」


プールの授業
一回目という事で今日は自由時間だった
もちろん
夏は見学、総一郎に協力してもらい
軽い病気という事でプールの授業だけは
見学にしてもらった


男子「勇助、競争しようぜ」

勇助「おう!!」

夏「…」

風太「…」


楽しそうにしてる勇助
そんな勇助の姿を見る度、夏の心は苦し
くなった
自分と関わらなければ
自分が勇助に秘密を話さなければ
勇助は自分の事で苦しむ事も悩む事もな
かった


夏「…先生」

体育教師「どうした?」

夏「ちょっとトイレ行って来ます」

体育教師「足元濡れてるから滑らないよ
うに気をつけろよ」

夏「はい」


滑らないよう
気をつけながら歩いていた時
後ろからプール際を走る足音が聞こえ
振り向いた夏
しかし
その時にはもう
遅かった…


男子「うわっ!!危ない!!」

夏「!?」


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