
夏の秘密
第21章 看病
勇助「お兄さんが見つかって落ち着いて
から…ちゃんと考えて答えてくれればい
いから…」
夏「…ありがとう」
勇助「じゃあな、おやすみ」
夏「うん」
晴を見つけ再会した時
その時、夏は決断しなければいけなかっ
た
晴を選ぶのか
総一郎、風太、勇助
その三人の中から誰か一人を選ぶのか
それとも…
夏「はぁ~よく寝た」
翌朝
熱はすっかり下がり
清々しい気分で目覚める事が出来た
夏「…」
風太「夏、おはよう」
夏「風太、おはっ…ぐふっ!!」
風太「はぁ…癒される~」
夏「ちょっと…風太、くすぐったいから
離れてよ」
風太「少しだけだから…」
夏「…もうっ」
夏の顔を見るなり
風太は夏に抱き着いてきた
抱き着かれ、ふわふわの風太の髪の毛が
頬に当たり
いい匂いがして気持ち良かったが
少し、くすぐったかった
夏「風太、遅刻するから…」
風太「…わかったよ」
着替えの為
部屋に入った風太
その隙に寮を出て学校に向かった夏
そんな
夏の前に…
総一郎「夏、おはよう」
夏「先生」
