
夏の秘密
第22章 夏休み
勇助「俺だって…負けるつもりはありま
せんから」
総一郎「同感だ」
風太「喧嘩してる場合じゃないよな」
晴の存在
限られた夏といられる時間
その時間を一分、一秒でも大事に大切に
する為
三人はある事を決めた
それは…
夏「デート?」
風太「みんなで相談したんだ、時間決め
て夏とデートしようって、それで一番が
俺」
昨日の事を反省し
今日は交代で夏とデートする事に
一人、二、三時間程度で交代し最初の相
手
トップバッターは
風太だった
風太「時間勿体ないから早く行こう」
夏「うん」
手を繋ぎ
海沿いを歩いた二人
てっきりどこかへ向かうかと思ったが
どこへ向かうワケでもなく
ただ
歩くだけだった
夏「ねえ」
風太「…」
夏「ねえ、どこ行くの?」
風太「どこにも、ただ歩いてるだけ」
夏「えぇ~暑いよ…」
風太「暑い?じゃあ、かき氷でも食べよ
うか」
夏「賛成!!」
