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夏の秘密

第22章 夏休み



夏「んんっ~冷たい!!」

風太「美味しい?」

夏「うんっ」


定番のイチゴ味
それを美味しそうに食べる夏
男の子の格好をしている時は人目もあり
あまり
女の子らしい食べ物
特にスイーツ系は食べられなかったが
でも今は人目を気にする事なく食べる事
が出来た


夏「風太は食べないの?」

風太「俺はい…」

お客「何あれっ、クスクス」

夏「?」

風太「夏、早くしないと溶けるよ」

夏「あぁ…うん」


急に聞こえてきた
お客さん達、数人の笑い声
その時は何に対し笑っているのかわから
なかったが
後々、店を出てから、その理由を
知る事が出来た
それは…


夏「なんか変なお客さんだったね」

風太「…」

夏「風太?」

風太「夏は…俺と一緒にいて恥ずかしい
と思った事ある?」

夏「何それ、どういう意味?」

風太「…ほらっ…俺こんな髪型だから…
学校ではもう普通になってるけど初めて
見る人には珍しい、変な髪型で笑われる
事が多いんだ…」

夏「風太…」


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