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夏の秘密

第22章 夏休み



総一郎「夏、どこ行きたい?」

夏「…」

総一郎「夏?」

夏「えっ?あぁうん…」

総一郎「顔赤いけど…大丈夫か?」

夏「ん…ちょっと頭痛いかも」


風太と長い時間
外を歩いていたせいか
熱中症になってしまっていたようだ
幸い
症状は軽かったが
そんな状態の夏を連れ回すワケにいかず
総一郎、勇助とのデートは
またの機会に…


夏「うぅぅぅぅ…」

総一郎「具合どうだ?」

夏「頭痛いし…お腹も痛いし…」

総一郎「お腹?」

夏「かき氷…大きいの一人で食べたから
それでだと思う…」

総一郎「かき氷食べてお腹壊すなんて…
子供じゃないんだからさ…」

夏「…ごめんなさい」

総一郎「ったく…今日はおとなしく寝て
ろよ」

夏「うん…あっねえ勇助は?」

総一郎「矢野?矢野なら走ってくるって
外行ったよ」

夏「…そうなんだ」


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