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夏「明日って…どうするの！？」

父『ごめん！！父さんどうしても仕事で
抜けられなくて…頼むよ』

夏「そんな事言われても…」

総一郎「夏？」

夏「うぅ…もうわかった！！わかったか
らもう切るよ！！じゃあね」

勇助「夏？」

夏「…」

風太「夏？」

夏「お母さんが来る」

総一郎「お母さん？」

夏「帰らなきゃ…帰らなきゃ！！」


急いで荷物をまとめ
車に乗り込み学校へ寮へ戻った夏
その車の中で明日の昼、母が来る事を話
したのだが…


総一郎「そっか、離婚して数年ぶりに会
うんだ」

夏「はい…」

勇助「母親と仲悪いの？」

夏「あぁ…そういうワケじゃないけど…
ちょっと強引なところあって…」

風太「…」

総一郎「でも残念だったな、夏に案内し
たい場所、まだあったのに…」

夏「…ごめんなさい」

勇助「夏が謝る事ないよ」

風太「どうせろくな場所じゃないだろう
し…」

総一郎「失礼な奴だな…そんな事ばっか
言ってると、ここで下ろすぞ！？」

夏「…はぁ」