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総一郎「部屋にいないと思ったら…」

夏「…ごめんなさい」

勇助「先生、夏は悪くないんです、俺が
帰さなかったから」

夏「勇助は悪くないよ、私が」

総一郎「どっちでもいい、とにかく」


♪～（携帯の着信音）


その時
夏の携帯が再び鳴った
しばらくすれば諦めると思ったが
よっぽどの急用なのか相手は諦める事な
く
しばらく
携帯は鳴り続けていた


夏「…」

総一郎「電話」

夏「えっ？」

総一郎「急用かもしれないだろう」

夏「…うんっ」


母だったらどうしよう
そう思いながら携帯を開くと
待受には母ではなく父の名前が表示され
ていた


夏「お父さんだ、何だろう…」


父が電話してくるなんて
よっぽどの理由と思い電話に出てみると
父は慌てた様子で夏にある事を伝えてき
た
それは…


夏「えっ！？嘘でしょう！！」

父『そう思いたいけどさっき電話あって
明日の昼にはそっちに行くって』

夏「明日！？」

勇助「？」