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夏の秘密

第24章 母との再会



夏「…」

母「夏!!」

夏「お母さん…」

母「良かった、来てくれて」

夏「…」


久しぶり
数年ぶりの母との再会
元々、母は仕事人間だった為
遊んでもらった、一緒に過ごした記憶は
あまりない
だからこうして
久しぶりに再会しても
嬉しいとか楽しいとか喜びの感情は特に
なかった


母「外暑かったでしょう?早く中入りま
しょう」

夏「うん…」


喫茶店に入り
汗も暑さも引き始めた頃
母は何故、今さら夏に会いに来たのか
その理由を
話し始めてくれた


母「夏、お母さん考えたんだけど」

夏「うん」

母「お母さんと一緒に暮らさない?」

夏「は?えっ…何言ってんの?」

母「だから、お母さんと」

夏「今さら何言ってんの…意味わかんな
い…暮らすワケないじゃん」

母「夏」

夏「お母さんと離婚してからお父さんが
どれだけ…どれだけ頑張ってくれてたか
お母さん知らないでしょう」

母「それは…」


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