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夏の秘密

第26章 文化祭



総一郎「…」


夏にとって最高の相手
それは一体、誰なのだろうか…


夏の気持ちからすれば一番はやっぱり晴
血の繋がった兄妹とはいえ
お互い愛し合っている
でも兄妹だ


同級生、風太はどうだろうか
同性愛者、女には興味ないはずだったが
夏に本気で恋をした
真面目な男だ


もう一人の同級生、勇助
女の格好をしていた時に夏に会い恋をし

明るく優しい性格で友達としてでも
夏を支えられる
優しい男だ


最後に自分
自分は夏にとってどうだろう
最初は興味本位だった
しかし
男子校に入った理由を晴の妹だとわかり
夏の見方が変わた
でも…


総一郎「…俺はダメだ」


自分はダメだった
教師という肩書、年齢、離婚歴
どれも大した問題ではなかったが一つだ

一つだけ
欠けている事があった


総一郎「…何で…何で俺だけ…」


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