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夏の秘密

第26章 文化祭



総一郎「…」

夏「先生、これ差し入れ」

総一郎「…」

夏「先生!?ちょっと先生!?」

総一郎「…夏」

夏「寝てたんですか?」

総一郎「…うん」


落ち込んでいたなんて
そんな格好悪い事、言えるワケもなく
寝ていたと
ごまかした総一郎
少し怪しんでいたものの最終的には納得
してくれた夏


夏「…」

総一郎「クラスはいいの?」

夏「うん、ちょっと先生に話したい事が
あって…」

総一郎「話したい事…」


ドキッとした
もしかしたら晴の事では
考えたくなかったが総一郎の予想は不運
にも
当たってしまった


夏「お兄ちゃんのそっくりさんに会った
の」

総一郎「そっくりさん?」

夏「最初見た時はお兄ちゃんかと思った
けど…お兄ちゃんなら私に会いに来てく
れるはずだし…違う人かなって」

総一郎「…そうだな」


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